会長挨拶

はじめに、この会の発足にあたっての経緯と想いについて少し話をさせていただきます。あれは、未曾有の東日本大震災から1年9ヶ月が経過した2012年12月に私を含めた4社の代表者とお会いする機会に恵まれました。私は、これまでの経験から、同業者の集まりでは個々の本心(本音)などは聴けないだろうと予想はしておりました。しかし、話をしているうちに各々が「塗装業に対しての真っ直ぐな想い」を持っていることを確認し合いました。このとき私の脳裏に、これまでひとりでは成し得なかったある想いが再び沸き起こってきたのです。

それは、今までの塗装業界における慣例や仕来りに捕われることなく、我々が独自に新しい基準を確立し、これまでにない新たな取り組みにより「塗装業界の底上げ」を皆で成し遂げたいという想いでした。その想いの実現のために、我々はまず、建設業界全体が抱える人手不足と人材確保に着目し、特に対象を若者に絞りどうしたら塗装業の魅力が伝わるのかを研究することにいたしました。その結果、我々人材を受け入れる側が塗装の魅力を伝えてこなかったのではないか。という疑問にぶち当たりました。そして、次のような活動を中心に運動を展開することにいたしました。まずは、関係各所と連携を図り、地域における社会貢献活動を通し、多くの方々に塗装の素晴らしさを伝える活動を行ってまいります。また、学校や施設などに塗装業の魅力を伝えるべく各種講演・セミナーに参加又は、それを開催いたします。更に、次代を担う若者が塗装業界入門をよりしやすくなるために、各種ツールを作成し、それを関係各所に配布、又は説明に伺います。このような活動を通して塗装業の次代を担う若者を発掘し、入門の手助けをしていくことにより、業界を取り巻く環境がより良いものになり、益々発展していくことを目標に運動を展開してまいります。

結びになりますが、東日本大震災から3年が経過した今、未だ復興はおろか、復旧もされていない地域や震災前の暮らしに戻られていない被災者の方もおられます。我々は会を通して塗装業の魅力を伝播しながら、地域貢献や社会貢献にも力を入れ塗装業界の未来に明るい陽射しが注ぐような仕組みを次の世代に残していきたいと考えております。

会長 堀江 顕

ペインターラボ東北とは

我々ペインターラボ東北メンバーは、塗装業界の更なる発展のために塗装業者だからこそできる地域貢献や社会貢献を行い、業界のイメージアップを目指します。また、会員個人のスキルアップと自己研鑚をすることで、次世代を担う若者に塗装業の魅力を伝え塗装業界の活性化と底上げを目指す団体です。

RSS Feed Widget